本番

調弦もすみ、出番を待つ。
1番というのは、いよいよ始まるという感じが舞台全体を包み、
なんか背筋が正される様なきもちになる。
入替のばたばた感がなく、始まる迄が長く感じた。
いよいよ幕が開き演奏が始まる。
私は三絃だが、やたら空振りする。
そのうちに何処を弾いているのかわからなくなる。
手を止めずにらしきところを弾いていたが、掛け合いになり、やっと、もとにもどった。
這々の体で12分の演奏が終わった。